おいしそうな本たち
● ● ● おいしそうなエッセイたち● ● ●
● ● ● おいしそうな小説たち● ● ●
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かもめ食堂
群ようこ
ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。
日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、
彼女が心をこめて握る「おにぎり」・・・。
具はもちろん、鮭・おかか・梅干しの3つの宝物。
やっぱりおにぎりは、日本人のソウル・フードですね!!
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デッドエンドの思い出
よしもとばなな
洋食屋の娘の「私」と、
ロールケーキ屋の一人息子の「岩倉くん」がおりなす恋の物語。
短編「幽霊の家」
オムライスがむちゃくちゃ食べたくなります。
ポークカレーも、かなり食べたくなります。
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センセイの鞄
川上弘美
酒のつまみが、やたらおいしそうな物語。
まぐろ納豆。蓮根のきんぴら。塩らっきょう。
新潟産の柿の種。
湯豆腐。ぶりの照り焼き。
かつおのたたき。とび魚。新じゃが。そら豆。ゆで豚。
川上弘美を読んでいると、飲みたくなります。
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ダンス・ダンス・ダンス(上)
ダンス・ダンス・ダンス(下)
村上春樹
村上春樹の小説は全部おいしそうだけれど、これは特に食べたい・・。
「まっとうな食事」であるところの、
“ホール・ホイートのパンで作ったロースト・ビーフ・サンドウィッチ
&新鮮なミルク”。
ハワイのコンドミニアムで作る、
“玉葱と醤油を使ったさっぱりステーキ、野菜サラダ、豆腐と葱の味噌汁”。
ビーチでは、ピナ・コラーダ。
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絵合せ
庄野潤三
ひと昔前の、あたたかい家族の日常風景。
水炊きをした翌朝は、おいしい雑炊をこしらえたり、
食後には、子ども達がデザートのアイスを買いに走ったり、
兄が弟の朝食用の生卵を吸ってしまったり・・・。
しみじみと、「いいなぁ」と思う家族像です。
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流しのしたの骨
江國香織
奇妙な愛情を発揮する、仲良い家族の物語。
家族の誕生日会には、豆ごはん・蕗の煮付け・蛤のおつゆ・鯛の酒蒸し
クリスマスには、しゅうまいパーティー
卒業祝いは、
ローストビーフ・マッシュポテト・ゆで玉子とグリーンアスパラのサラダ・コーンスープ・・・etc
ちょっとヘンだけど、楽しい手作り料理の数々。
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うたかたの日々
ボリス・ヴィアン
流しの水道管をつたって出てくる鰻のパテ、
思い通りのお酒を作ってくれる、ピアノ・カクテル、
名シェフのニコラの作る料理・・・
豪奢で不思議で幸せな料理と、
その生活と愛情が破綻してゆく切なさ
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村上龍料理小説集
村上龍
女性にとっては、性と食は相容れないものですが、
男性にとっては、欲望とグルメはつながっているものなんだろうな。
“原初的な動物の味”であるスッポン、
女を買う前に赤坂で食べる、ふぐ、
セクシーな(?!!)生牡蠣、
トマトの赤と鯉の透明な脂が美しく分かれたスープ・・・etc
なんだか血のにおいのする、獰猛な食の短編が32編。
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はじめての夜 二度目の夜 最後の夜
村上龍
味覚の芸術に寄せて、中年男女の儚く苦い「夢」を描く恋愛料理小説。
ハウステンボス内に、唯一無二のフレンチレストラン「エリタージュ」なる店を設定し、
贅沢な料理とワインを読者に楽しませる。
フランス産仔ウサギのリエット 香草風味
五島産 鮑のソテーとフカヒレの煮込み
ホロホロ鳥のスープ アニス風味
・・・などなど、舌かみそうだわ。
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